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よみがえれ!ハマの黒ヒョウ

今宵はランボルギーニ・カウンタックで頑張りましょう!

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今回はサクラのスーパーカーシリーズから、シリーズ№4 ランボルギーニ・カウンタックLP400のブラックです。

※この車体色についての発売元サクラの正式表記は忘れましたが、俗に「ブラック」と言われているんですけど「マットブラック」な仕上がり、でありまして、店頭やセカンドマーケット等で目にされた方も多いと思われるカラーです。

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黒いLP400といえば大人気漫画『サーキットの狼』に登場した、ランボルギーニ・カウンタックを「こよなく愛し操る男」の愛車ですよね(笑)

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初登場は公道グランプリ終盤で、雨の真鶴海岸線に差し掛かった風吹らトップグループの争いに乱入します。

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公道グランプリに参戦していないはずの黒い「怪物マシン」の出現に、ロータスの助手席に座る早瀬ミキは怯えます。

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ときに1975年、ジャンプ誌の号数では38話前後がこのエピソードで、登場は2色カラー、次号から巻頭カラーで風吹、隼人ピーターソンとのバトルが描かれます。

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ミキのみならず、黒ヒョウ登場の時点では読者である小学生にとってもカウンタックは、まったく未知の「怪物」でした。

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その後の『サーキットの狼』で、ランボルギーニ社設立の経緯や、世界最速を競うフェラーリBBの最高速度が302キロ、カウンタックは300キロで僅か2キロの差でしのぎを削っていることが印象的に描かれました。

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当時の一部自動車雑誌によればカウンタックLP400の日本発上陸は1975年3月で『サーキットの狼』連載開始には間に合っていません。

カウンタックのセンセーショナルな日本上陸に刺激され、台風の上陸よろしく、『サーキットの狼』劇中に登場させたのではないでしょうか。

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ハマの黒ヒョウの実在モデルについては諸説ありますが、当方のお気に入りはSSSA関係者(某メカニック)説です。

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次に黒ヒョウが登場するのは「Aライもぎレース」で公道グランプリ覇者の風吹を破って名を上げようと筑波サーキットに集結した全国の猛者のワン・オブ・ゼム:横浜代表みたいな扱いでした。

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↑ ディアゴスチーニの1/43スケールLP400。プロト窓が特徴です。

Aライもぎレースには世界最速マシンであるフェラーリBBも参戦しますが、世界2位のカウンタックとランデブー走行を繰り返すだけの「12気筒兄弟」は『仮面ライダーカブト』におけるホッパー兄弟みたいな扱いでした。

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近年『サーキットの狼』登場マシンのミニカー発売ラッシュがあって、トミカ『サーキットの狼』セットには黒いLP500Sがアソートされ、サントリー缶コーヒーオマケのシリーズでは黒いLP400がラインナップ。

京商からはコンビニ売りの1/64『サーキットの狼 ミニカーコレクション』シリーズに流石島レース仕様がラインナップ、

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最近のミューコレ・シリーズでも1/18スケールで流石島レース仕様が発売されました。

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↑ 京商1/18の黒ヒョウ・カウンタック

いずれも既存のノーマルLP400の金型を流用したモデル化でした。

※まあ、黒ヒョウ用にいちいち金型を作り起こすこともないでしょうが(爆

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↑ 京商&MRコラボの1/43スケールLP400、マットブラック。フル開閉ギミックが売りです。

1/43スケールの黒いLP400に絞りますと、PMAからダイキャスト製品、京商とMRのコラボレーションでフル開閉のレジンモデルなどがリリースされています。

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「黒ヒョウのLP400はプロト・カウンタックの窓でなくてはいけない!」、というこだわりの向きにはディアゴスチーニの雑誌付録ミニカーが登場しているので、つくづく便利な時代になったものだと思います(笑)

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公道グランプリ途中くらいから小学生の間でスーパーカーブームがはじまり、その話題の中心となったのはカウンタックLP400でした。

最高速度でカウンタックがフェラーリBBに負けていることに忸怩たる思いを抱いている小学生のために出現した(笑)のがウルフ・カウンタック。

かつて、空を飛べないために大苦戦を強いられ続けたマジンガーZが紅の翼ジェットスクランダーを得て、それまでの鬱憤を一気に晴らしたシチュエーションを彷彿とさせるものがありました(遠い目)

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流石島レースの時点では『サーキットの狼』読者にとって、スーパーカーブームは頂点を迎えていて、ハマの黒ヒョウのカウンタックLP400と潮来のオックスが駆るランボルギーニ・イオタは脇役ながら破格の待遇を得て、その活躍はレース中でたっぷりと描かれます。

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ブームが怖いと思うのは、『サーキットの狼』を連載開始から応援していた小学生がスーパーカー騒ぎに飽き始めるのが1976年の夏頃で、当方的には流石島レース練習走行中の潮来のオックス登場エピソードの頃、それを軽く感じ始めました(笑)

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流石島レースはスーパーカーの活躍をたっぷり描くために長丁場を設定された一面があるかと思いますが、レース中盤の降雨によるタイヤチェンジや終盤の凄惨なクラッシュの連続は小学生だった当方にとっては強いストレスを感じた記憶があります。

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↑ 閑話休題:

京商&MRのカウンタックを見ていると、アルパインのポスターを思い出します。

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当時の池沢先生の筆致は冴え渡っていて、ジャンプを読み終わるとその余韻のまま、スケッチブックやカレンダーの裏にスーパーカーの絵を描きまくっていました。

数年前にはマジンガーZのエンディングを見終わると、オレならもっと描ける!とか思いながらマジンガーの内部図解を描いていたので、あの頃の小学生男子は、つくづく進歩しない生き物だと思います(泣笑)

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次に黒ヒョウが登場するのはスーパーカー狩りのエピソードで、襲撃犯の駆るLP500Sと512BBに一人で挑みます。

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↑ サクラ後期に発売されたLP400のホイールは良く抜けていると思います。

襲撃犯のLP500Sはウルフ・スペシャルではなく、LP400をLP500S風に仕上げたモデル。

スーパーカーブームの渦の中心核であるウルフ・カウンタックを悪役として扱うようなことはありえませんよね。

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↑ PMAの1/43スケールLP400NERO。

当時の日本で発売されたカウンタックの玩具、ミニカーの種類や生産数は世界で一番だったと思いますが、市場に出回ったのは1977年頃には既にLP400は地味な存在となっていて、オーバーフェンダー、リアウイングで武装したウォルター・ウルフ・スペシャルがマーケティングの中心となっています。

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ダイキャストミニカーについておさらい

サクラは1/43スケールでLP400とLP500Sを発売し1/55スケールでLP400を発売。

シンセイからは1/38サイズはLP500Sのみ発売し、小サイズはLP400が中心。

バンダイは1/43のBECシリーズ、小サイズのダッパーもLP500S。

サクラ起業の母体であるはずの米澤も1/43、1/40でLP500Sのみを発売し、マルシンミニスター、モリタニ1/42も然り、です。

永大グリップは1/28スケールでLP500Sを発売しますが、1/43は発売予告のみで会社自体が息絶えた模様です(合掌)

トミーはトミカでは両車ラインナップしますが、何故かダンディではLP400のみを発売しました。

※ウイングつきのカウンタックは「LP500S」ではなく「LP500」表記で発売されたケースもあるのですが、ここでは「LP500S」として扱っています。

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マジンガーZに例えると、ジェットスクランダー登場までのエピソードを視聴体験した世代はLP400に思い入れがあり、ゲームソフト「スパロボ大戦」でマジンガーZを知った世代が翼の無いマジンガーに違和感を覚え、LP400S以降のカウンタックに魅力を感じるようなもの、なのではないかと思うことがあります(あくまでも私見なので怒らないでねw)

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サクラの黒いミニカーはLP400の他、ライバルであるフェラーリBBにもラインナップされています。

ふと思ったんですが、ポピーの超合金に金メッキとかブラック仕様があるのは、ミニカーの影響なんでしょうか?

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ハマの黒ヒョウが『サーキットの狼』に登場したのは今のところ、日光レースが最後となっています。

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貴方が自動車を運転中にバックミラーに目をやる時、黒く平べったい物体がみるみる迫ってきたら・・・。

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フェラーリに抜かれると対抗心をむき出しにする人がいる一方、カウンタックに抜かれると皆「カウンタックだ!」と大喜びする、との雑誌記事を読んだことがあります。

いつの日か、ハマの黒ヒョウは復活します!

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