« スカイホースに誓う | トップページ | 今更、って感じの主役マシン① »

ブラウンGPは、フィクチョンです

F1グランプリ2009年開幕戦。

ロス・ブラウン氏率いるルーキーチーム:ブラウンGPから出走した2台のマシンがオーストラリアGPを席巻しました。

Rimg0060

2008年秋のリーマンショックに端を発する世界的大不況の中、ホンダがF1からの撤退を発表。

明けて2009年、開幕直前の3月9日になって、ロス・ブラウン氏が旧ホンダチームを引き継ぎ、プライベート体制での参戦がアナウンスされたばかり。

Bgp001_001

そんな、メインスポンサーさえ決まらない、テストカーのごとき純白のマシンがメーカー系チームを圧倒してしまいます!

Rimg0063_2

事実は小説よりも奇なり・・・言い古された格言ですが、スーパーカー小僧目線で申し上げると、F1漫画『赤いペガサス』、アニメ『グランプリの鷹』『ルーベンカイザー』もビックリの光景が現実のグランプリシーンで展開されたのでありました。

Bgp001_002

今回のミニカーは、今冬PMAから発売された1/43 BGP001(J.バトン:オーストラリア優勝車)でありますのだ!!

Rimg0057

開幕戦オーストラリアGPで、ブラウンGPの2台が予選最速タイムでフロントローを独占。

110

デビューチームのPP獲得は39年前のティレル・チーム以来の快挙で、フロントロー独占も39年前のマーチ以来の出来事。

112

決勝では、ポールからスタートしたジェンソン・バトンは一度もトップを譲らず、そのまま優勝。チームメイトのルーベンス・バリチェロが2位に入ります。

このミニカーでは、年俸を自主的に返上してまでチームに残留し、ストーブリーグ中のゴタゴタに艱難辛苦を味いながら迎えた開幕戦で見事ポール・トゥ・ウィンを飾り、感極まったJ.バトン選手のガッツポーズを再現しています。

Rimg0070

ルーキーチームのデビュー戦優勝は32年前のウォルター・ウルフ・レーシング以来となり、さらに決勝で1-2フィニッシュとなると55年前のメルセデスチーム以来の快挙。

ブラウンGP、とりわけバトン選手の快進撃は続き、開幕から7戦で6勝と無敵状態。

第7戦イギリスGP以降はレッドブルチームの激しい追い上げを受けますが、ポイントランキング1位の座を守り続け、自身初のワールドチャンピオンに輝きます。

Rimg0071

チームもコンストラクターズタイトルを獲得。これはルーキーチーム史上初の出来事でありました。

2009年シーズン終了後、バトンはマクラーレンへの移籍を決定。

さらにメルセデスがブラウンGPの買収を発表し、2010年シーズンはメルセデスGPとして参戦することになります。

こうして数多くの偉業を成し遂げた「ブラウンGP」としての活動は、1年限りで終止符を打つことになりました。

2007年、2008年の過去2シーズン、フェラーリとマクラーレンによる二強時代が続きチャンピオンシップは両チームによる激しい争奪戦が展開された。

こうして迎えた2009年はF1にとって、60周年目となる記念の年。

メーカー系チームにとって有利に働くと思われたレギュレーション改訂であったが、大番狂わせの1年となった。

①決勝レースでタイヤ2種類の使用義務は変わらないが、ソフト目のタイヤには緑のラインが入る(前年は白)。

②リアウイングは小型化されショボ!

 ウイング後方の乱流を減少させオーバーテイク機会を増やすことを狙った変更。

③フロントウイングは車体幅まで大型化

 さらに1周あたり2回まで、角度的には6度までの変更が可能。

 ※ウイング角度変更は、可変フラップ装備のトドロキスペシャルT-2を思い出します!

④スリックタイヤ復活(前年度までは溝付きタイヤ)

⑤環境対策:エネルギー運動回生システム「K.E.R.S」導入(メーカー系チームの肝入りだったとも)1周あたり0.3秒程度のタイムアップにつながるとも言われた。

 装着義務は課されなかった。

⑥コスト削減措置として、2.4㍑V8エンジンは回転数制限(18000回転)。

 使用できるエンジンの数は8基まで。テスト走行の制限もあった。

|

« スカイホースに誓う | トップページ | 今更、って感じの主役マシン① »

PMA」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ブラウンGPは、フィクチョンです:

« スカイホースに誓う | トップページ | 今更、って感じの主役マシン① »